3才児の特徴ってどんな感じなの?言葉はどれくらい話せるの?

3才児ともなると、今までと比べ運動量も増え使う言葉も増えます。
言葉が増えるので、大人も驚くような話も出来るようになります。
コミュニケーション能力も発達し相手の気持ちも理解できるようになってきます。
もう赤ちゃん期は卒業して幼児期に突入です。
そんな3才児の発達の特徴についてご紹介できればと思います。
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3才児の発達の特徴
子供も3才になってくると、コミュニケーション能力が発達してきて、社会性も高まってくる時期です。
自分やパパとママ以外の世界にも興味を示しだし、好奇心がとても旺盛になってきます。
2才からのイヤイヤ期もあと少し、3才半ば頃までには徐々に落ち着いていってくれます。
乳歯にしてもほぼ生え揃いめざましい程の成長にパパやママもさぞかし驚きでしょうね。
活発に遊ぶようになる
3才になってくると体全体の筋肉が発達してきます。
20~30cmくらいの高さなら軽く飛び降りる事も出来るようになり、同じ場所大きくジャンプをしてみたり、また走りながら曲がってみたりと、今までとは遊び方も違ってきます。体の筋肉がどんどん発達していくので、遊びの幅もこの先ぐんと広がっていくことになります。
泥だらけになって帰ってくる事もでてくるんでしょうね
筆者
エネルギーが溢れている時期ですので、大きな公園などで遊ぶときなんかは、きっとパパやママの方が先に疲れてしまって子供はまだ遊び足りないなんて事も出て来るかもしれませんね。
子供の体の成長は、日々の遊びによって鍛えられていくものです。
中には、屋内での遊びを好む子供さんもいるでしょうが、体を鍛えるためなので出来れば外遊びに関心を持たせて、外で遊ぶようにさせてあげてください。
外で遊ぶようになってくれるといいんですけどね
筆者
心配しなくても外でも遊んでくれる様になってくれますよ
筆者
3才頃だと三輪車にも乗る事が出来るようになっているので、体を動かす遊具をプレゼントしてみるのはどうでしょうか。
子供さんの興味を引き出せて、外で遊ぶようになってくれるかもしれませんよ。
一人でお着換え出来るようになる
3才にもなってくると、手先が器用になって細かい動作もだんだん上手に出来るようになってきます。
特に大きめのボタンならお着換えも一人で出来るようになってきています。
一人でお着換え出来るようになったなんて随分成長してくれましたね
ひつじー
今までならお着換えさせるにも慌ただしかったはずですが、この成長はお母さんにとっても、嬉しい成長ですね。
しかし、特殊な形のボタンやスナップボタンは等は、あまり馴染みがないでしょうからちょっと難しいかもしれません。
普段着などに使われているボタンであれば馴染みがあるでしょうから、そのボタンで練習させてあげてください。
また、スプーンやフォークなどを上手に使えるようになってくるので食事も一人で出来るようになってきます。
中には少々不器用ではありますが、お箸を使えるようになっている子もいますよ。
まだおぼつかないようなら、それは普段から少しではあるかもしれませんが、食事の時にお母さんが手助けをし過ぎなのかもしれませんね。
こぼしちゃったらいけない等の理由で、食べさせてあげている。
または、細かくしてあげたりしていませんか?汚してしまったら、後で片付ければいいだけの事、ここはある程度子供さんの思うようにさせてみるのもいいですよ。
どうしても気になって手を出しちゃうんですよ
筆者
子供さんの思うようにさせるという事も大切なことですよ
ひつじー
3才児はどのくらい話せるの
3才児ともなれば、色々と話せるようになってきていますね。
でもいろんな言葉を話せると言っても、その発達には個人差があります。
個人差があっても、おおまかな目安があれパパとママもどのように対応を取るか分かりやすいですよね。
では、3才児はどれ程の言葉を話せるのでしょうか。
3才くらいで話すことが出来る言葉はだいたい500~1000語くらいだといわれています。
例えば「ママ テレビ 見る」などの3語文を話せるようになってくるのも、この頃なんです。
また、数への関心も強くなってきて、3つ並んでいる物なら「1,2,3」と指をさしたりしならがら、数をかぞえるということが出来るようにもなっていきます。
自分が3才であるということも、わかるようになってきますよ。
ごっこ遊びなんかも上手くなって自分が主人公になり、その役にちゃんとなりきる事ができ話をしながら遊ぶ事ができるようになります。
また、自分の状況を「お腹減った」「暑い」「寒い」等と理解したうえで、上手く伝えることが出来るようになってくるのもこの時期です。
性別が違うと言葉の発達は差が出るのか?
昔からよく耳にするのが「女の子は喋り出すのが早い」「男の子は女の子と違って喋り出すのが遅いから3才でそんなに喋らなくても大丈夫!!普通だよ!」ということです。
言葉の発達に、男の子、女の子、の性別が、本当に関係しているのでしょうか?
左脳には言語中枢というものがあり、その密度は女の子の方が高く、運動性言語中枢は男の子の場合左脳だけを使いそれに対して女の子は、左右の脳を一緒に使うことで表現が豊かになるという説があるのですが、実際にはデータ等の証拠はありません。
3才児の言葉の発達は、その子に対して周りの大人がどのように関わっているか、その子のいる環境が少なからず影響してきます。
家族の人数や会話の多さ少なさが子供の脳にインプットされる言葉の量に違いがあるのですね。
私も個人差があるのはもっともだと思いますが、周りの大人接し方は子供の言葉の発達に大きく影響するものだと思います。
知り合いに1才違いの男の子のお母さん2人がいました。
A子さんの子供a君4才、B子さんの子供b君3才です。
A子さんはよくお昼寝をしていました。a君が起きていても自分が眠くなってくるとDVDや有料チャンネルの子供向け番組をつけてa君にそれを見せてA子さん自身は寝ていました。
B子さんは自分が眠くなっても、b君が起きていると一緒に起きていてb君とお話ししたり、遊んだりしていました。b君がお昼寝すると、それに合わせて寝る時もありました。
その結果a君は4才でもあまり話をしなかったのですが、b君3才はよく話をしていました。
性別の違いなども言葉の発達に関係してくるかもしれませんが、同じ性別でもこのようなことがあるのですから、周りの大人(特に親)の影響はとても大きいと思います。
特徴等を少しまとめてみました
- 生活リズムを規則正しくできる(早寝 早起きなど)
- パジャマなど着替えが出来るようになる
- 自分でお箸を使おうとする
- 裏返った服を元に戻そうとする
- 荷物を自分で持とうとする
- 大きめのボタンの掛け外しが出来る(3個程度)
- 靴を履いたり脱いだりを自分でしようとする
- あまりバギーなどを使わず自分で歩こうとする
- 自分で遊んだ物をお片付け出来るようになる
- オムツが外れトイレで排泄出来るようになる
- 顔を洗う、うがい、歯磨き、が出来るようになる
- 自分で手洗い出来るようになる(袖をまくる事も出来る)
- お友達に興味が出てきて誰かが隣に来ても自然に遊べる
- お友達との遊びの中で最低限必要な言葉が話せるようになる(入れて、どうぞ、貸して、ちょうだい、ありがとう など)
- 公共の場でのマナーを意識出来るようになる
- ボールなら2メートル程転がす。1メートル程離れた相手に下から投げる事が出来る。両手で受ける、蹴る、等も
- マットなどの上で横転が出来るようになってくる
- 両足飛びが出来るようになる
- 音楽に合わせて歩く、走る、止まる、等が出来るようになる
- 平均台など高さのある所に一人で、登る、渡る、降りる、などが出来るようになる
- 20秒位なら鉄棒にぶら下がる事が出来る
- お母さんと一緒に簡単な遊びが出来るようになってくる
- 外での泥んこ遊びを平気でするようになる
- 自分の名前、年齢、簡単な質問なら答える事が出来るようになってくる
- 自分の名前を呼ばれたら返事することが出来る
- 相手の目をしっかり見て会話出来るようになってきている
- 日常の挨拶がちゃんと出来るようになってきた
- 具体物を触ってみて言葉で表現することができる(柔らかい、フカフカ、硬い、ザラザラなど)
- 紙芝居や絵本に興味が出てきて集中して見るようになる
- 「リンゴ、みかん」「1、5」など見聞きした言葉を順に覚え表現できる。2~3個位なら記憶できる
- 3個の器を用意して器の中に入れられる大きさの物を2種類程用意して下さい。器の中に用意した物を入れるところを見せます、どの器の中に何が入っているのか記憶できます
- 飴などを1個用意し1つの器に入れてみます。器を3個共動かして飴が入っている器を追視出来るよう集中力を鍛えてあげましょう
知的な刺激
- 1~5くらいまでなら1つずつ数えられるようになる
- 3個という数が理解でき5~6個の中から取り出す事が出来る
- 2個くらいの多い少ないを判断する事が出来る
- 6個位の数(できれば偶数で)を2つに分けられる
- 子供用のハサミをキチンと持って5㎝位なら直線を切れる
- 糊を指で取って紙に塗り別の紙を貼り付ける事が出来る
- 折り紙を縦半分か横半分に折れる
- クレヨンなどをキチンと持つことができ縦や横の線を15㎝程描くことが出来る
- 閉じた〇や△を描くことが出来る
- 頭足人だった絵が手や足が出るような絵が描けるようになってくる
- 顔のパーツが理解できるようになってきたので表現できる
- 形(〇、△、□、☆、♡)等の名称が理解できる
- 色(白、黒、赤、ブルー、ピンク、オレンジ)が分かるようになってきた
- 動物の名前とその動物の鳴き声が一致する
- 野菜や果物や乗り物など身近な物の名称が理解できるようになってきた
- 自分の身体のパーツの名称が理解できる
- 積み木などに興味が出てきて5~6個で作った形を真似できるようになって同じように作れる
- パズルに興味が出てきて2~4ピースくらいの数で出来ている絵や2ピースで出来ている形を構成することが出来る
- 比較(暑い、寒い 他)が理解できるようになってくる
- 位置(自分や他人の上下、前後 その他)が理解できる
軽くあげてみただけでも上記のように色々とあります。
でもやはり個人差があるので、上記の中でできない事もあるでしょうし、それ以上の事が出来る子供もたくさんいるでしょう。
けど、決して焦ったりしないで下さいね。
子供は敏感ですから親が焦ると余計に出来なくなる場合もあります。
まとめ
3才位の子供の成長は個人差がとても大きいものです。極端な事を言うと、今日出来なくても明日になれば出来るようになる。
そんな感じなので、パパやママは心配かもしれませんが、焦らずに見守ってあげて下さい。
それでも気になって仕方ない場合は専門機関に相談するという方法もあります。
最後に余談ですが知人の近所で小学校にあがる前まで、ほとんど喋らない子がいたそうです。
専門医に診てもらっても異常なしという返事、親御さんも心配だけど何もできず、ただ焦っていたそうです。
ところがある日急に喋り出し、今まで喋ってなかったのが嘘の様に上手く話ができたそうです。
ただ話し出さなかっただけで言葉は年齢相応にしっかりと話す事が出来たそうです。
なので、これを読んでくださってる方も、焦らないでくださいね。