赤ちゃんが言葉を話すのはいつ?言葉の発達を楽しみましょう!

子供が生まれると、
- 「あっ!笑った」
- 「お座りが出来るようになった!」
と毎日の成長に喜ぶと同時に、日々成長している赤ちゃんってすごいなぁと感動しますよね。
出来る事が増えていく我が子を見て、次は何が出来るようになるのかしら?と楽しみになります。
生まれたばかりは寝ていることが多かった赤ちゃんが、起きている時間が長くなり目で物を追うようになったり、何か言いたそうな顔でこちらを見ていると、親は「どうしたの?」と話しかけたとお世話の仕方も変わってきます。
そして、話が出来るようになればもっと赤ちゃんの気持ちがわかるのにと、思うママ達も多いのではないでしょうか?
やっぱり初めての言葉はママかしら?
筆者
いやいや、パパでしょ!
ひつじー
このような会話は赤ちゃんが生まれたばかりの家庭ではよくありますよね。
では、楽しみにしている初めての言葉はいつ頃聞けるのかを、発達の過程も含めて調べてみましたので参考にしてみてくださいね。
赤ちゃんの言葉はどのように発達していくの?
生まれたばかりの赤ちゃんは、泣いて気持ちを表現知ることが多く、ママは赤ちゃんが何をして欲しいのかがわからなくて、戸惑う事もありますよね。
でも、赤ちゃんは成長とともに、気持ちを伝える方法が変わってきます。
そこで、言葉を発するまでの発達過程を月齢別に見ていきましょう!
生後0~1ヶ月頃
生後1ヶ月までの赤ちゃんは、泣く、飲む、寝るを繰り返し一日を過ごしています。
ママも夜中に、鳴き声で起きる事が多いのでつらい時期ですよね。
初めての育児の場合、赤ちゃんが泣くと慌ててしまうママも多いのではないでしょうか?
この時期の赤ちゃんは、泣いてメッセージを伝えているのですから慌てる必要はありません。
赤ちゃんは、「おなかが空いたよ」や「眠いよ」などを鳴き声で伝えています。
この鳴き声はママを責めている訳でも、急がせようとしている訳ではないのです!
ですからママは、赤ちゃんの泣き声で「ミルクかな?」「おむつかな?」と考えながら、「ちょっと待っててね!」と声を掛けてお世話をしてあげて下さい。
赤ちゃんはお腹の中でママの声を聞いているので、聞きなれたママを聞くと安心します。
赤ちゃんの泣き声にママが声をかけてお世話してあげるって、まるで会話みたいですね!
筆者
まだ言葉を話せない赤ちゃんも、ママとコミュニケーションを取っているのでしょうね!
そして、気持ちいい時や楽しい時には、笑顔を見せてくれたりしますので、言葉は無くても表情から気持ちを理解してあげて下さいね。
生後2~3ヶ月
生後2ヶ月ぐらいになると、ママやパパも鳴き声に慣れてくる頃ではないでしょうか?
赤ちゃんは目で物を追ったり、音の出る方に頭の向きを変えたりできるようになります。
そして、機嫌がいい時には喉の奥で「あー」とか「くー」と、今までの泣き声とは違う声を出すようになります。
この声をクーイングと言います!
クーイングって初めて聞いたけど・・・
ひつじー
そんな方のために、クーイングについて説明させていただきますね。
クーイングとは?
クーイングは、赤ちゃんが舌を使わずに母音を発する事で、声を出す練習をしているのです。
特に、ご機嫌な時に発音する事が多く、赤ちゃんも声を出す事を楽しんでいる状態なのでしょうね。
ちなみに、鳩の泣き声の「Coo」に似ていることからクーイングと呼ばれています!
赤ちゃんが「あー」と言ったらママも「あーなのね」とか「どうしたの?」などと反応してあげると赤ちゃんは喜びます。
赤ちゃんのお世話をする時には、ママは笑顔で接してあげるように心がけましょう。
時には、赤ちゃんに「ちょっと疲れたなあ」愚痴を言ってもいいと思いますが、本気の愚痴はつい熱が入って怖い顔になってしまうので気をつけましょうね!
筆者
ママがあやすと声を出して笑うようになって、ますます可愛くなってきます。
生後4~7ヶ月
この頃には、離乳食が始まっている赤ちゃんも多く、唇と口の周りの筋肉や舌の筋肉が鍛えられて、発音も上手になってきています。
また、好奇心も芽生え始めるので、自分で声を出して周りの人の注意を引こうとするようになります。
そして、クーイングと違う「あーあー」「あーうー」と多関節の言葉を言い始めます。
これを喃語というんですね!
ひつじー
赤ちゃんは、言葉を話すための練習をして、低い声や高い声、唇をふるわせて「ぶー」という複雑な音を出すことを覚え、喃語と呼ばれる連続した子音や母音を発するようになります。
まだ、言葉にはなっていませんが赤ちゃんはちゃんと会話を始めています。
表情でも赤ちゃんの気持ちがわかりやすくなってきますので、ママも反応してあげてコミュニケーションをとってあげることをおススメします!
余談ですが、我が家の娘は喃語が始まった頃には、まだ声の大きさを調整できなくて、突然大きな声が出てしまいビックリして泣いていました(笑)
筆者
赤ちゃんはこんなに早い時期からコミュニケーションを図ろうとしているんですね!
生後8~10ヶ月
発音できる音も増え、自分の意志を伝えられるようになってくる頃です。
行動や動作も成長とともに、大きく変化して「ばいばい」と言うと手を振ったり嫌な時には首を振ったりと、コミュニケーションが広がります。
この頃に、ママが赤ちゃんの様子を見て気持ちを代弁してあげると、動作と行動が結び付くようになります。
例えば、赤ちゃんがおもちゃを指さしていたら、「おもちゃがほしいの?」と反応してあげると、赤ちゃんの言いたい事でしたら喜び、違っていたら首を振ったりします。
これを繰り返し練習していくと、指を指すと「欲しい!」首を振れば「違う!」と結びつき、言葉が広がるようになるでしょう。
でも、ママが赤ちゃんの気持ちを全て理解できるとは限りませんよね?
まだ言葉を話せない赤ちゃんは、強く自己主張してくる子や、泣くことで主張する子などいろいろですから、ママも焦らずにゆっくり赤ちゃんとのコミュニケーションを楽しむようにしましょうね!
生後10~12ヶ月
生後10ケ月を過ぎると、名前を呼ばれると笑顔で反応するようになったり、大人の言葉を真似しながら発音するようになります。
赤ちゃんが「まんま」と言った時には「まんま食べようね」と繰り返してあげましょう。
言葉も色々出るようになって、舌を使った発音の「ちゃ」や「たた」と言えるようになってくるので、意味がある言語の基礎が出来てくるので、ママとの会話も楽しくなります!
お散歩に出かけた時などには、赤ちゃんが興味を示した物の名前を教えてあげると良いのではないのでしょうか。
こうして見ていると、生まれてから1年ぐらいかけてお話をする練習をしてるなんて、赤ちゃんってスゴイですね!
ひつじー
このように、赤ちゃんは大切なコミュニケーションの一つである言葉を覚えていきます。
ただし、成長の過程には個人差があるので、すべての赤ちゃんが同じ進み方はしませんので、ママが他の子と比べたり悩む必要はありませんよ。
何か心配な事があれば、検診で聞いてみるか、自治体の保健所などでも相談に乗ってくれるので相談してみましょう。
赤ちゃんが言葉を話すようになるのはいつ頃?
赤ちゃんが言葉を話す練習をして、1歳のお誕生日を迎えるころには「わんわん」や「ブーブー」などと言えるように、単語もどんどん覚えていきます。
うちの子は言葉が出ないけれど、大丈夫かしら?
筆者
このような心配をしている方もいらっしゃると思いますが、赤ちゃんの発達のペースはそれぞれ違います。
成長とともに話せるようになる事が多いので、心配し過ぎないようにしましょうね。
初めての言葉が出始めると、お話も上手になって家族との会話も楽しくなり、お世話するママのモチベーションも上がりますよね。
赤ちゃんの言葉は毎日の生活の中で育っていくので、言葉を覚える時期のママやパパとのコミュニケーションが大切になってきます。
まだ、上手に言葉が言えなくても、表情や指差しなどで十分に楽しめますよ!
1歳頃の赤ちゃんは音楽に合わせて体を揺らしたり、手をたたいたりと体全部を使って気持ちを表現します。
ママも一緒に手遊びをしながら、楽しく言葉を引き出してあげると赤ちゃんの表情も豊かになるのではないでしょうか?
赤ちゃんの言葉の発達を助けるためには、3つのポイントがあります!
筆者
1 言葉をはっきりとゆっくり話しましょう!
早口で話すよりも、落ち着いてゆっくり話した方が、赤ちゃんは安心します。
赤ちゃんは話している人の、口の形や発音を真似しますので、はっきりとゆっくり話しかけて下さい。
また、話しかける時には、いつもより少し声のトーンをいつもより少し高くすると、より安心感があるので意識 してみましょうね。
2 まだ言葉を話さなくても話し掛けましょう!
赤ちゃんは言葉を話す前でも、いろいろな音や周りの様子を感じて、自分の中に吸収しています。
ですから、大人の普段の会話や子守歌なども、ちゃんと聞いているんですよ。
絵の動きが楽しい絵本を読み聞かせることも、言葉の発達には効果的なので、赤ちゃんとの時間を楽しみましょう。
赤ちゃんは毎日たくさんの言葉を聞いて、言葉の基礎を作っています。
まだ意味を理解はできなくても、たくさん声をかけてあげることを意識しましょう。
3 わかりやすい言葉で話しましょう!
言葉のお勉強中の赤ちゃんには、難しい言葉を使ってもわからないのでわかりやすい言葉を使ってあげると、言葉への興味が広がります。
「ワンワン」「ブーブー」などの赤ちゃん言葉は、赤ちゃんが真似しやすいので単語と物がつながりやすくなります。
赤ちゃん言葉を話し始めた赤ちゃんは、本当に可愛らしくてこの時期ならではの楽しさを味わえますよ。
初めから正しい言葉教えたいと考えている親御さんは、赤ちゃん言葉を使うことに抵抗はあるかもしれませんよね。
しかし「ワンワン」と覚えた言葉でも、成長するにつれて「ワンワン」=「イヌ」と覚えていくので、まずは言葉への興味を広げてあげてみてはいかかでしょうか。
以上の3つのポイントに共通することは、赤ちゃんにお話するのが楽しいと思ってもらえるようにすることです。
赤ちゃんに話しかける時には、優しい笑顔と心地いい声が大切なのでしょうね。
赤ちゃんは、毎日の生活の中で言葉を学んでいるので、ママが優しく話しかけてあげる事は言葉を育てるためには、とても重要なことではないでしょうか?
また、言いにくい言葉というのもあるようです。
娘はかきくけこのこがうまく言えずに、3歳過ぎてもかきくけとになっていました。
なので当然、「どんぐりとろとろどんぶりと」と歌っていました。
このような可愛い言い間違いや、聞き間違いは子供が成長して思い出すと、つい笑ってしまいます。
赤ちゃんの言葉が遅い、早いはママにとって気になる事なのはわかりますが、赤ちゃんのペースでの成長を楽しんではいかかでしょうか。
言葉の遅れが気になった時は?
私も子供を産んで気が付いた事ですが、赤ちゃんの見え方や聞こえ方は親からはとても分かりにくいので、ママの心配事の一つです。
「言葉が遅いのは、耳の以上なのかしら?」と何か気にかかることがある場合には、ママの不安をなくすためにも専門家に相談してみましょう。
言葉の遅れについての相談先
- 乳幼児健康診断(検診日以外でも電話相談できる場合が多いです)
- 市区町村の保健センター
- 自治体の子育て支援センター
- かかりつけの小児科
子育ては悩むことも多いので、一人で考えるよりも誰かに相談してみると心は軽くなって、楽しく赤ちゃんに接することが出来ますので、是非参考にしてみてくださいね!
筆者
まとめ
生まれたばかりの赤ちゃんは、視力もほとんどなく聴力もわずかです。
それが1年~2年経つと、歌ったり踊ったり出来るように成長しているのって、本当にスゴイ事だと思います。
その瞬間に立ち会う事が出来る事を、幸せなことだと思います。
昔、4歳になった娘につい「ワンワンだねぇ」と言ったら、「あれはイヌでしょ!」と怒られました(笑)
成長して赤ちゃん言葉を使わなくなったことに、少し寂しい気持ちになったのを覚えています。
時には、子供達が騒いでいると「うるさいなあ」と思う事もありますが、それも子供が小さいうちだけだろうと思い、怒鳴ったりしないよう心がけています。
生活していく中で、言葉で気持ちを伝えるというのは家族でも大切なことだと思います。
その大切な言葉を、赤ちゃんの頃から教えてあげるのが大人の役目ではないのでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。