赤ちゃんが夜中に何度も起きるのはなぜ?理由と対策法について紹介!

赤ちゃんの夜泣きで夜中に何度も起こされたことはありませんか?
私も産後はヒーヒー言ってました。
さっき起きたのに今度は何で?ミルクはあげたし、トイレでもないし…
夜中に起きる理由も泣き止ませる方法もわからなかったので、身も心もくたくたでした。
筆者
近所迷惑になるのも気になるし旦那さんにも代わってほしいけど、明日も仕事だしなと遠慮があったり、とにかくストレスが溜まる一方でした。
私と同じようにヒーヒー言っているお母さん方も多いのではないでしょうか?
赤ちゃんが何で夜中に起きるのか、泣き止ませる方法についてもその時にわかっていたら私ももう少し余裕を持って子育てができていたかもしれません。
そこで今回は、私が調べた赤ちゃんが夜中に何度も起きる理由とその対策法についてご紹介したいと思います。
赤ちゃんが夜中に何度も起きる理由とは?
では、赤ちゃんが夜中に何度も起きる理由について説明していきます。
それは、
1 睡眠のサイクルが不規則
2 リラックスできていない
3 赤ちゃんが寂しいと感じている
この3つです。
1.睡眠のサイクルが不規則
1つ目は、「睡眠のサイクルが不規則」だからです。
これは、赤ちゃんがまだ私たちと同じような睡眠サイクルを行うことができないためです。
赤ちゃんは平均で1日16時間以上眠っています。
別名「寝子」と言われる猫と似たような感じです。1日の2/3以上は寝て過ごします。
そして、そんな赤ちゃんはまだまだ昼と夜の区別がつきません。
昼と夜を見分けるには光を感じることが必要ですが、赤ちゃんが光を感じられるようになるのは生後3〜4か月頃からです。
なので、生後3〜4か月頃までは昼起きて夜寝るということ自体がわからないので、昼夜問わずほとんど寝ている状態になります。
ですが、生後3〜4か月を過ぎると昼と夜の違いを分かり始めてくるので、昼に目を開け夜に眠るという私たちと同じようなサイクルを作り出そうとします。
赤ちゃんの起きている時間は約8時間
ここで冒頭の話に戻ります。
赤ちゃんの平均睡眠時間は16時間です。
つまり、残りの8時間は起きていることになります。
昼に目を開けてサイクルを作り出そうと一生懸命頑張る赤ちゃんですが、襲ってくる眠気にはまだ勝てません。
連続で8時間起き続けておくなんて体力的にもまだまだ難しい状態です。
そのため、昼の明るい光を感じる時間帯に起きようとします。
でも、その頑張りが疲れにつながってしまい、そのまま昼にウトウトと深く長い眠りについてしまうわけです。
そして、その分夜中に目を覚ましてしまう、という赤ちゃんにとってはごもっともな睡眠サイクルが生まれてしまうのです。
お母さんにとっては困り過ぎる理由ですね。
筆者
2.眠るための環境が整っていない
2つ目は、「眠るための環境が整っていない」からです。
これは、私たちでも十分にあり得る理由です。
寝るためには心も体も落ち着いている状態が必要です。
ですが、周りの音が響いたり、寒かったり、それに寝る前にミルクや水分などを摂ってしまうとどうでしょうか?
寝る前に何か食べてしまったり、はたまた周りがうるさかったりすると大人の私たちもすぐには眠れません。
それに、眠る時間が圧倒的に多い赤ちゃんでも、まだ睡眠サイクル自体は整っていません。
眠りたくても眠れないという悪循環にはまってしまい、結果として夜中に起きてしまうということにつながってしまいます。
3.赤ちゃんが寂しいと感じている
3つ目は、「赤ちゃんが寂しいと感じている」からです。
睡眠のサイクルや環境が整っても、赤ちゃん自体が寝ている間にお母さんのことが恋しくなったり、何か不安を感じたりすると夜中に起きて泣き出すことがあります。
不安を感じ始めるのはだいたい生後3〜4か月頃からです。
光を感じられる視覚が発達するだけでなく、その他の嗅覚や触覚などの五感全体が成長し始めます。
五感が発達し始めるので、お母さんがいない!と不安に感じる力も大きくなるのです。
夜中に何度も起きるのは、成長している証拠でもあるわけですね。
筆者
赤ちゃんが夜中に何度も起きる時の対策法とは?
赤ちゃんが夜中に何度も起きる理由がわかったと思います。
ここでは、その理由を踏まえてどのような対策をとればいいのか、具体的な対策法についてご紹介していきます。
それは、
1 お昼寝をさせ過ぎない
2 眠るための環境を整える
3 赤ちゃんの不安を取り除いてあげる
4 むやみに抱っこや授乳をしない
の4つになります。
1.お昼寝をさせ過ぎない
1つ目は、「お昼寝をさせ過ぎない」ことです。
静かだから、さっき寝始めたからといって昼にお昼寝をさせ過ぎてしまうとその分夜に起きてしまいます。
私たちも同じです。
休日に仕事がないからといって日中寝すぎてしまうと夜中目が覚めて、ギラギラしてしまいます。
生後3〜4か月になるまでは、昼と夜の区別がついていないので、お昼寝の時間についてはまだ気にする必要はないです。
ですが、生後3〜4か月を過ぎてからは、しっかりと睡眠のサイクルを作っていくためにもお昼寝をとる時間や時間帯についての目安を考えるようにしましょう。
ちなみに目安ではありますが、月齢ごとでの理想のお昼寝時間は以下の通り。
- 生後0〜2か月 なし
- 生後3〜4か月 午前1時間、午後2〜3時間、夕方1時間
- 生後5〜6か月 午前1時間、午後2〜3時間
- 生後7〜8か月 午前1時間、午後2時間
- 生後9〜12か月以降 午後2時間以内
になります。
あくまでも理想の時間なので、赤ちゃんによっては成長具合で個人差があります。
こちらに示した時間帯でうまくいかない場合は時間帯をずらしてみるなど、無理のない程度で調整してみてください。
2.眠るための環境を整える
2つ目は、「眠るための環境を整える」ことです。
赤ちゃんが夜中に起きてしまう理由の中でもご説明しましたが、環境が整っていないと眠りたくても眠れなくなってしまうのは当たり前です。
眠りやすくなるための環境が作れているのかどうかも、しっかりと意識しましょう。
具体的には、
- 電気が付いていたりなど、明るくないか
- テレビの音など周りの音がうるさくないか
- 赤ちゃんにとって肌寒かったり、逆に暑かったりと寝苦しい室温ではないか
- 寝る前に何か摂っていないか
などが挙げられます。
眠りやすくするために、妊娠中によく聞いていた音楽を流してみるのもいいかもしれません。
筆者
赤ちゃんが眠りやすい環境を作ってあげてください。
3.赤ちゃんの不安を取り除いてあげる
3つ目は、「赤ちゃんの不安を取り除いてあげる」ことです。
生後3〜4か月頃から五感が発達し出して、不安を感じ始めるようになります。
成長している証ではありますが、そのままにしていてもすぐには寝てくれません。
余計に不安が募って泣き続けてしまうこともあります。
お母さんが横にいるよ、安心していいんだよ、ということを赤ちゃんにわかってもらうためにも、背中をトントンしたり、さすってあげたり声をかけたりしてみましょう。
4.むやみに抱っこや授乳をしない
4つ目は、「むやみに抱っこや授乳をしない」ことです。
夜中に起きたから抱っこしよう、お腹すいたのかもとむやみに授乳をしてしまうと、その行為自体が赤ちゃんが眠るための習慣(くせ)になってしまいます。
お母さんの体調が悪い時は、お父さんや他の家族に子守りをお願いすることもあります。
ですが、お母さんにしかできない抱っこや授乳という行為を夜中に泣くからと習慣化してしまうと、お母さんの抱っこや授乳がないと寝てくれないということにつながってしまいます。
夜中に赤ちゃんが目を覚まして泣き出してしまう時はすぐに抱っこしたりせず、まずは何で泣いているのか少し様子を見て、最終段階として抱っこや授乳をするようにしましょう。
じゃないとお母さんが疲れ果ててしまいます。
筆者
まとめ
赤ちゃんが夜中に何度も起きる理由とは、
1 睡眠のサイクルが不規則
2 リラックスできていない
3 赤ちゃんが寂しいと感じている
赤ちゃんが夜中に何度も起きる時の対策法とは、
1 お昼寝をさせ過ぎない
2 眠るための環境を整える
3 赤ちゃんの不安を取り除いてあげる
4 むやみに抱っこや授乳をしない
になります。
理由や対策方法がわかれば、恐怖感やストレスも減って落ち着いて対応することができます。
赤ちゃんが夜中に何度も起きてしまう時は、今回ご紹介した方法を一つでもいいので思い出してぜひ実践してみてください。
全てがうまくいくわけではないですが、やらないよりかはやってみた方がお母さんだけでなく赤ちゃん自身の負担を減らすことにもつながります。
お互いの負担が少しでも減って、赤ちゃんがすくすくと成長していくための手助けになることを祈っています。