1歳児への言葉の教え方!コツと実践する際の注意点とは?

子供は1歳頃になると「おいで」「ちょうだい」などの簡単な要求を理解してくれるようになります。
もしかしたら既にいくつか簡単な言葉を話しているお子さんもいるかもしれません。
言葉が出始めると「一緒に楽しく会話できるようになるのはいつかな?」と待ち遠しくなりますよね。
もちろん子供には個人差がありますので、早い段階でペラペラ話し出す子もいれば2歳を過ぎてもあまり話さないような子もいます。
しかし「自然に言葉が発達するまで待つしかないのか?」と聞かれればそういうわけではありません。
個人差があるとはいえ、子供の言葉の発達を促す方法はあります。
この記事では1歳児への言葉の教え方のコツとそれを実践する際の注意点をご紹介していきます。
1歳児の言葉の発達に一番大切なのは「声掛け」
子供の言葉の発達には「声掛け」が一番効果的です。
よく「声掛け=水やり」と例えられますが、たくさん水やり(声掛け)をしてあげることである日突然コップから水が溢れ出るように口からポロっと言葉が出てきます。
しかし子育てが初めてのママやパパの中には声掛けが苦手な人もいます。私もそうでした。
実際、まだ言葉を話さない子供に対して、私たちが何を話していいかわからないんですよね(苦笑)
そんなママやパパのために、言葉の発達に効果的な声掛けのコツをご紹介します。
今回、私が紹介する声かけのコツは、
- 一つの言葉を何度も繰り返す
- 子供の気持ちや様子を語りかける
- 自分の気持ちや様子を語りかける
- 絵本をたくさん読む
以上4つです。それぞれ言葉の発達に関してとても大切なので解説していきますね。
1.一つの言葉を何度も繰り返す
一つの言葉を何度も繰り返すことで、子供は段々とその言葉を覚えていくことができます。
私たち大人も一回言われただけで物事を理解するのって普通は無理ですよね?
まあ、世の中には「一を聞いて十を知る」みたいなことができる人もいるんですが、私は「一を聞いて0.1を知る」ことができるぐらいで丁度良いと思ってます(笑)
要するに、大人だって一回では覚えられないことがたくさんあるので、子供に対しても何度も同じ言葉を繰り返すのが良いのです。
そうすれば、子供の声かけの効果は劇的に高まります!
2. 子供の気持ちや様子を語りかける
子供に話しかける際の話題に困ったときは子供の様子を見て語りかけてみましょう。
笑っていたら「ニコニコしてるね」。泣いていたら「ねむたいのかな?」というように声をかけてみると話題に困ることもありません。
3. 自分の気持ちや様子を語りかける
仮に、なかなか子供とゆっくり向き合えないときでも声掛けはできます。
「まんま(ご飯)つくるよー!」「お掃除しまーす♪」など、自分の行動や気持ちを語りかけて見ましょう。
ママの動きと言葉がリンクすることで言葉の発達を促す効果もあります。
4. 絵本をたくさん読む
もちろんまず、絵本を読むこともコップの水を溢れさせる「声掛け」の効果があります。
1歳児の中にはママやパパがお話を読んでいるのを待ちきれずに次々とページをめくってしまう子や言葉よりも絵に興味のある子も多いです。
そんなときには無理に文字を読まずに「ぞうさんがいるね」「パオーンって言ってるよ」などそのページに描いてある絵の様子を伝えてみるのも効果的ですね。
子供の発言に反応してあげる事も大切
実は声掛けだけでなく、子供の発言に反応してあげる事も大切です。
それがたとえ意味のない発語(「あー」「うー」などの喃語)でも「うんうん」「そうなんだー」「すごいね!」とお返事をしてあげたり、にっこり笑いかけてあげたり、何かしらの反応をしてあげると良いでしょう。
子供は相手が反応してくれるのが嬉しいので相手の気を引くために一生懸命言葉を出そうとします。
声掛けを実践する際の注意点
さて、1歳児の言葉の発達に効果的な「声掛け」のコツをご紹介しましたが、ただやみくもに声をかければいいというものでもありません。
ここからは1歳児に声掛けを実践する際の注意点をご紹介します。
- ゆっくり話す
- 1歳児が理解できるレベルの言葉を選ぶ
- 子供がなかなか言葉を話さなくても焦らない
それでは、ひとつひとつ見ていきたいと思います。
1. ゆっくり話す
あまり早口で話しても言葉を話し始めた1歳児には何を話したか理解できないことがあります。
話題もコロコロ変えるよりは同じ言葉を何度も繰り返してあげる方が言葉の発達には効果的です。
そのため、ゆっくり話してあげることで声かけの効果は高まりますね。
2. 1歳児が理解できるレベルの言葉を選ぶ
言葉を教える際に正式名称にこだわる方もいるかと思いますが、赤ちゃん言葉で教えてあげるほうが語彙力が伸びるという研究結果もあります。
どちらが正しいとは言いませんが、赤ちゃん言葉の方が1歳児にとって言いやすいのは確かです。
あまりこだわりがなければ赤ちゃん言葉のような1歳児にでもわかりやすい言葉で話しかけてあげると良いでしょう。
例:「車」→「ぶーぶー」、「犬」→「わんわん」など。
3.子供がなかなか言葉を話さなくても焦らない
初めにも言いましたが子供には個人差があります。
もちろん子供が言葉を話さないのは、普段の声掛けが足りないという可能性もあります。
しかし他の子よりもたくさんの声掛けが必要な子供がいることも確かです。
さらに言葉の発達には声掛け以外にも性格や運動面も関係しているので、子供の言葉の発達が遅くて悩んでいるママやパパは自分を責める必要は全くないですよ。
たいていの子供には「言葉の爆発期」が到来します。「言葉の爆発期」とは、突然、子供が言葉をたくさん話すようになる時期のことです。
「言葉の爆発期」が来ると言葉の発達が遅い子もどんどん周りに追いつきますので、焦らずゆっくり、子供のペースに合わせて声掛けしていきましょう。!
まとめ
1歳児の言葉の発達には「声掛け」が一番効果的です。
子供への声掛けが苦手な人は以下を参考にしてみてください。
- 絵本をたくさん読む
- 子供の気持ちや様子を実況する
- 自分の気持ちや様子を実況する
- 体を動かしながら声掛けをする
また、声掛けをする際には
- ゆっくり話す
- 1歳児が理解できるレベルの言葉を選ぶ
- 子供がなかなか言葉を話さなくても焦らない
の以上3つに注意してください。
子供の言葉の発達には個人差があるとはいえ、発達を促すように接してあげることは可能です。
今回ご紹介した「声掛け」であれば簡単に実践できて、子供と関わるきっかけにもなりますので、ぜひ一度試してみてくださいね!
ライター:eiron