育休を延長したい人必見!育休を2年に延長するメリットを紹介します

フルタイムで働いているママが出産をした後、子どもが1歳になるまで取得している育休は終わってしまいます。
育休が終わるのと同時にママも職場復帰することになりますね。
お子さんは必然的に保育園に預けるようになる場合が多いのではないでしょうか?
しかし、昨今両親が共働きで、お子さんのお世話を他にしてくれる人がいない場合、保育園に申し込んでみたものの「不承諾通知」が届き待機児童となるケースが問題になっています。
ママはお子さんが1歳になったら仕事に復帰すると会社にも申し出ていたとしたら、頼りにしていた保育園に入れないとなったらもうパニックです。
しかし、2017年10月から育休が最長2年延長できるようになりました。
そこで、今回は安心して育休を2年に延長する方法をご紹介します。
Contents
育休を延長したい理由とは
育休を延長したい理由は、何といってもお子さんが1歳になったら入れようと思っていた保育園に入れなかった場合でしょう。
昔は2世帯や3世帯といった家族形態が多く、おばあちゃんやおじいちゃんがいるお宅ならお子さんの面倒をみてくれたものでした。
しかし、現在では核家族化が進み両親が共働きという家庭が普通になってきています。
お子さんが保育園に入るというのはもう当たり前と言っても過言ではない時代なんですね。
保育園に入れないことがあるなんて、思ってもみなかったわ。。
筆者
お子さんが1歳になってママが仕事に復帰したくてもアテにしていた保育園に入れなかった場合には、育休を1年から延長することもできるので、是非活用していただきたいと思います。
育児休業と育児休暇って違うの?
「育休」というと育児休暇のことだと思っていませんか?
実は「育休」というのは育児休暇のことではなくて、育児休業のことを指すのです。
間違いやすい「育児休暇」というのは、育児をするために取る休暇の名称でした。
お子さんが1歳の誕生日を迎える前日までの間の休みは「育児休業」のことを言うのです。
育児休業という制度は、育児・介護休業法という法律に基づいて定められていて、子供を養育する労働者が取得できる休暇のことです。
出産に関わる休暇は「産休」と言われる産前産後の休暇があります。
しかし、妊婦さんが出産すると、出産日の翌日から8週間取得しなくてはならない休暇です。
産後の8週間の産後の休暇の翌日から子供の1歳の誕生日の前の日まで取得できるのが育児休業というとこになります。
育児休業の取得には条件がありますが、職場に申し出ることで取得が可能です。
ただし、お子さんが養子の場合でも取得が可能となっています。
育児休業を取得できるのは1人の子供につき1回という決まりがあるんだよ。
ひつじー
しかし、パパの場合はお子さんが生まれて8週間以内に育児休業を1回取得した場合、特別な事情がなくてももう一度育児休業を取得できるのです。
このパパの育児休業は政府が認めた育児の制度の中の「パパ休暇」といわれる休暇です。
パパがまとまった休暇を取ることで、ママをサポートし両親で子育てをする経験が出来る嬉しい制度になっています。
育児休業を取得する方法
働くママなら育児休業は条件を満たしていさえすれば取得できる制度です。
また、「パパ休暇」が取れることでもお分かりかと思いますが、パパも育児休業を取得できるのです。
正社員として働いている場合
パパやママが正社員として働いている場合は
- 同一事業主で1年以上働いている
- 1週間に3日以上勤務している
以上のことを満たしていれば申請することが出来ます。
期間雇用で働いている場合
パパやママが期間雇用として働いている場合は
- 同一事業主で1年以上働いている
- 1週間に3日以上勤務している
- 子供が1歳6か月になるまでに契約期間が満了することが明らかでない
- 契約が更新される場合は、更新後の契約期間が子供の1歳6か月になるまでに満了することが明らかでない
以上のことを満たしていれば申請することが出来ます。
育休の手続きはどうしたらいいの?
妊娠がわかったら産休や育休を取得し、育児がひと段落した1年後には職場復帰をしたいと多くの働くママは思っていることでしょう。
手続きってなんだか面倒くさそうと思ってしまいそうですね。
でも、ここできちんと手続きすることで安心して休暇に入れます。
さらに、手当金も支給されますので申請方法などは事前に職場に確認する必要があります。
多くの会社は会社が中心となって手続きを行ってくれるのではないかと思います。
しかし、産休や育休を取得した実績がない会社だと自分ですべて手続きしなくてはならない場合があります。
会社が手続きをしてくれる場合でも、少なくとも自分で書く書類もあります。
なので、早めに人事や総務などに確認してみる事をおすすめします。
育休はいつからいつまで取れるのか
ママの場合、育休は子どもが1歳の誕生日の前日までが最長の期間です。
この期間に連続して取得することとなっています。
なので、例えば途中半年くらいで仕事に復帰してまた育休をお子さんの1歳の前日まで取得したいと思っても出来ないということになります。
育休を最長2年に延長する方法
そもそも育休は1992年に子供が1歳になる前日まで取得できる制度としてスタートしました。
しかし、働くママが増えてきた影響もあってか、保育園になかなか希望通りに入れない事象などが出て来るようになってきたのです。
そこで2005年にやむをえない事情がある場合、子供が1歳半を迎える前日まで延長出来るようになりました。
ところで昨今は待機児童が問題なっていますね。
でも、2017年10月から同様にやむをえない事情がある場合は子どもが2歳になる前日まで育休を延長できることになりました。
育休を延長しとぃる間も雇用保険から育児休業給付金が給付されます。
経済的な面も安心して育休を延長することができます。
しかし、延長するにはいくつか条件があるので注意が必要です!
筆者
育休を延長したい時の条件
- 申込みしていた保育園に入所できなかった場合
- 子どもの養育が難しくなってしまった場合
この二点に限り育休を延長することが認められています。
申込みしていた保育園に入所できなかった場合
希望の保育園に申込みをしていたにもかかわらず、入れなかった場合です。
この時一番注意していただきたいのが、無認可保育園はこの対象には含まれないという事です。
必ず認可保育園が対象になりますので、認可された保育園が発行する「不承諾通知書」という通知書を役場で発行してもらって下さい。
子どもの養育が困難になった場合
お子さんが1歳を迎える間に配偶者と離婚してしまったり、あるいは亡くなってしまった場合はお子さんの面倒をみる人がいなくなってしまいます。
また、親がケガをしたり身体上や精神上の病気になってしまいお子さんの養育をすることが困難と認められた場合です。
育休の延長手続き方法
育休の延長の手続きはお子さんが誕生した際に、1歳の誕生日の前日までに取得した育休の申請と同じで、ご自身がお勤めしている会社に申請します。
保育園に入所できない時に役場から発行される「不承認通知書」を添えて延長の手続きを会社に依頼することとなります。
ここでもう一つ大きなポイントがあります。
育休の延長の手続きと一緒に育児休業給付金の手続きも忘れずに行うことです!
筆者
育児休業給付金の延長の手続きもお勤めの会社が行ってこれる場合がほとんどではないでしょうか?
もしも、個人で手続きを行わなくてはならない場合、会社が管轄されているハローワークに必要書類を提出しなくてはなりません。
ここは大事なポイントですので押さえておきましょう。
まとめ
子育てをしながら仕事を両立させることはとても大変なことです。
家族や周りの方々の協力も不可欠となってきます。
しかし、万が一希望していた保育園に入れなかったり、ご自身が病気などやむをえない事情がある場合は無理をしてはいけません。
育休と育児休業給付金の延長が出来ることがここでおわかりいただけたと思うので、上手に活用していってもらいたいと思います。
また、保育園の激戦区など事前に保育園に入所するのが難しい可能性がある場合は、事前に会社に育休を延長する旨を伝えたおいた方がいいでしょう。
ママだけではなくパパとも相談をし、かけがえのないお子さんの1歳から2歳の育児を楽しんで送ってもらいたいと思います。