2歳になっても言葉が遅くて話せない?遅い子に考えられる理由と対策

かわいい我が子の成長と、発達スピードはどこのお母さんも気になることですよね。
核家族化が進む中、育児に関して相談できる人が近くにいないと頼れるのは育児本とネットの情報だけ、っていう人結構多いと思います。
特に初めての子に関してはママ友もいなくて不安だったりもしますよね!
実際、私も帰りの遅い旦那と2人きりでの新婚生活に始まり、周りにはバリバリ働く独身の友達ばかり・・・。
妊娠中の出来事から出産について、知らないことはほぼネットの情報を見て学んでいました。
- 首はいつ座るの?
- 寝返りは?
- お座りは?
- おしゃべりは?
- トイトレはいつから始めるの?
などなど、知らない事ばかりだったので片手ですぐ調べられる現代って凄いなと感動していました。
しかし、良くも悪くも子供の成長は教科書通りにはいかないのです。
筆者
親の言うことを良く聞いて動いてくれる子、何でもすぐに出来てスーパーマンのような子、慎重な子、のんびりした子、勝ち気な子、同じ親から出てきた兄弟なのに発達スピードや、性格は全く違ったりします。
しかし、2歳になっても言葉が遅かったり、話せていなかったりしたら、親としては少し気になりますよね?
そんなわけで本日は「2歳になっても言葉が遅くて話せない?遅い子に考えられる理由と対策」について話していきます。
Contents
2歳になっても言葉が遅いと不安になる
私も母親になってから、早く自分の子供とお話がしたくて、その時が来るのが待ち遠しかったです。
その日あったことを一緒に夜寝る前に話そうとか、理不尽に子供に怒られてしょんぼりしたりするのかな・・・とか色々想像してにんまりしていました。
しかし待てど暮らせど、1歳になっても喃語すら出てこない!!赤ちゃんってこんなに無言だったかしら?
ねんねの頃の赤ちゃんでもうにゃうにゃいってたような・・・
筆者
発語に関しては大体の子であれば1歳前後で意味のある言葉を話し始めるようですが、うちは1歳半になっても、2歳になっても喃語しか出ませんでした。
不安に駆られた私は、昼夜を問わずネットで「2歳 話さない」「赤ちゃん しゃべる時期」など関連することを調べていました。
しかし、出てくることは
- うちも遅かったけど一言出たら後はすぐで、今はとってもおしゃべりさんです!!
- 4歳まで言葉が出なかったけど、話す必要性がなかったらしい!今は成績もよく、学校でも楽しく過ごしていますよ。
- 男の子は大体話すのが遅いっていいますから!!
などなど、親に「そうだよね!待ってればいつか何とかなりそうじゃん!!」という、期待を持たせてくれるような言葉ばかりで、実際質問をされている方のその後はどうだったのかという後日談もほぼ分からない。
遠方の両親や友人に相談しても、上と同じような返答しか返ってこないので怒りすら湧いてきました。
もちろん慰めの言葉をかけてくれているんだろうというのは痛いほど分かるのですが、その時の気持ちは当事者になってみないと分からないですよね。
まだかまだかという期待と、「もしかしたら・・・」という不安で途方に暮れる日々を送っていました。
筆者
2歳になっても言葉を話さないケースはある
いつも子供と一緒にいるお母さんの勘って、やっぱり凄いんです。
初めての子であってもいつも一緒にいるお母さんなら、なんとなく気づいている事があると思います。
私も我が子が1歳を過ぎた頃から漠然と「うちの子は普通とは違うのかもしれない。」と感じていました。
言葉が「遅い」のと「話せない」のは全く違うのです。
- お父さん、お母さんの話していることを理解していますか?
- 幼児言葉でもおしゃべりしていますか?
- 色んな事に興味を示しますか?部分的に固執していたりしませんか?
我が子は、結局3歳になっても意味のある単語すら一言も出てきませんでした。
私の場合、幸いにも二人目が生まれたことで自宅に訪ねてきた、赤ちゃん相談員の方に泣きつき療育の機会を得ることができました。
2歳になっても言葉が遅いのと、話せないの違いとは。
おそらく、ネットでこの手の不安を調べようと思ってもなかなか詳しく状況まで書いている所ってあまりないと思うんです。
私もずいぶん歯がゆい思いをしましたから・・・。
・言葉が遅い
周りの人の言っている言葉を理解できる、単語はきれいな発音で話せるが月齢に応じての文章構成力が低いので、幼く感じる。
・話せない
話しかけられている内容が分かって無いのではないかと親の方で確信できる。もちろん、単語すら話せない。
不安になっているママってこういう答えを求めているんだと思って簡単に書かせてもらいました。私が療育に入ってすぐ周りの子と我が子を比較した時に感じた結論です。
もちろん、上記のどちらの子でも発達の違いは個々にありますから、単におしゃべりする必要がなくて黙ってたなんて子もいました。
あの子全然話せなかったのに、ものすごいきれいな発音で大人とコミュニケーションしてる!!ってビックリすることもあります。
ちなみに、我が子は後者でした。
喃語は出ていましたがよく考えてみれば2歳なのである程度の知識(単語力・文章理解力)はあってもいいはずの年齢です。事実を受け入れるのに相当の時間を要しました。
筆者
しかし、療育のおかげか4年経った今不明瞭さは抜けませんが三語文程度でお話できるようになってきています。
もちろん、スタート地点がかなり遅れていたので同い年の子達には追いついてはいませんが、親もビックリの発達でした。
では、次に何度となく出てきた「療育」について簡単に説明したいと思います。
療育ってどんなことをするの?
簡単に言えば・・
その子が抱えている、生きづらさをトレーニングすることによって軽減させること。
になります。
調べてみれば、もっと詳しく専門用語などで説明してくれていると思いますが、実際私が療育を一緒に経験して理解したのはこれです。
療育に通ってる子って結構いるんです。
障がいの有り無しに関わらず、赤ちゃん言葉が抜けない、落ち着きがなくて椅子にちゃんと座ってられない、他の子にちょっかいを出しちゃう子とか、実に様々です。
今までの人生でこういう出来事から全く無縁だったお母さんからしてみれば、手続きをしていくにつれ、ネガティブな感情が沸き起こる人も、療育に通うこと自体受け入れられない人もいると思います。
私も、療育に通った方が良いと決まった時、そんな風に産んでしまってごめんと子供に申し訳なくて毎日泣いていました。
筆者
しかし、療育は始めるのが早ければ早いほど親も子も成長幅が大きいです。
個々の成長に合わせたその時必要なトレーニングを組み合わせ、個別や集団の中で行うことによって出来ない事を少しずつ出来るようにしてくれる。同時に親を療育のプロフェッショナルにしてくれます。
一人で家でネット漬になって閉じこもるのではなくぜひ、外の世界へ助けを求めてみてください。
2歳になっても言葉が遅い時の相談先
私は、運よく自宅にやってきた相談員の方に救ってもらうことが出来ましたが、他に相談できる人って誰がいるのか分からない人も多いと思いますので書いていきたいと思います。
小児科の先生
何も風邪をひいた時だけ行かなくてもいいのです。発達に不安がある場合、かかりつけの小児科へ相談してみましょう。
小児発達に知識のある小児科の先生もいると思いますので相談したり、紹介してもらったりしてください。
集団検診に行った時
お住まいの保健センターで月齢に応じて検診があると思いますので、会場に行った際に近くにいる係の人に相談してみてください。
地域の保健師さんに直接電話
保健師さんに直接悩んでいることを電話するのが、一番早いし確実に探していた答えを教えてくれます。
子育てにおける悩みや、使える支援の情報など、こちらが望めば定期的にフォローもしてくれるので凄く心強い存在です。
まとめ
色々と書いてきましたが、私が一番伝えたいことは、
- 我が子の発達に気になる点があった時は、ネットや周りの人の意見を鵜呑みにせずプロである保健師さんへ相談すること。
- 療育開始は、早ければ早いだけ大きく成長できる。
ということです。
いつも我が子のそばにいるお母さん、お父さんだからこそ早い段階で察知できることがあります。
かわいい我が子を不安のない先の未来へ送り出してあげるためにも、親としてもう一段階成長するためにも尻込みせず一歩踏み出してみてください。
そして、その時に出会う人たちはきっと、その先もずっと信頼のできる仲間になれますね。