赤ちゃんのお座りはいつから?楽しくお座りをする方法を解説!

産まれてから毎日お世話をしているママにとって、赤ちゃんが成長していく姿は幸せそのものですよね。
首が据ってから、次はどんな成長を見せてくれるのかワクワクしているママも多いです。
成長の中でも、赤ちゃんのお世話をずっとしているママへの負担が大きく減るのは「お座り」です。
赤ちゃんが自分自身でお座りをしようと挑戦し始めるのは、どのくらいの月齢なのでしょうか?
詳しくみていきましょう。
Contents
赤ちゃんがする「お座り」とは?
赤ちゃんの「お座り」とはどんな状態なのかご存知ですか?
実は、赤ちゃんが大人が支えがなくても、自分一人で安定して自分の手で支えなくても座っていられる状態のことを言います。
また、座っている時に後ろから声をかけて、振り向いたときに倒れずにしっかり座ったままでいられることも大事です。
たまに、座らせてあげて3秒キープしたから、お座りできたね!やったね!という方もいますが、それはちょっと、、、もう少し赤ちゃんに時間をあげてくださいね。
筆者
赤ちゃんの「お座り」はいつ頃はじまる?
赤ちゃんがお座りに挑戦しようと頑張り始めるのは生後6ヶ月~7ヶ月頃が多いです。
赤ちゃんの身体は、上から、首・背中・腰・足の順に発達していきます。
結構ゆっくり育つ子も生後10ヶ月頃を目安に「お座り」が完成します。
- 生後3ヶ月・4ヶ月
- 生後5ヶ月・6ヶ月
- 生後7ヶ月以降
この3つの月齢に分けて成長の過程をみていきましょう。
赤ちゃんのお座りまでの成長の過程:生後3ヶ月・4ヶ月
「ママ」と「ママじゃない人たち」との区別がつくようになった生後3ヶ月~4ヶ月頃の赤ちゃん。
首が据わり今までゆっくりしか動かせなかった頭も自分の意志で少し早く動かせるようになります。
そして、抱っこの時も天井しか見えない横抱きを嫌がり、今までと違う世界を見ることが出来る縦抱きを好むようになります。
横抱きを嫌がるようになると「私の抱っこが嫌いなんだわ」と落ち込んでしまうママもいますが、実は赤ちゃんの成長の証なのです。
喜ばしいことですよ!
筆者
首が据わった赤ちゃんは寝ながら頭を動かすから、後頭部の髪の毛がなくなっちゃうんだよね~?
ひつじー
それ、うちの子ですね(笑)
首が据わった認定をした日は、ずっと笑いながら頭を左右に動かしていました。
筆者
縦抱きは、背中の骨や筋肉だけでなく、腰の骨や筋肉の発達を促しますので、赤ちゃんが好む場合はどんどん縦抱きをしてあげてください。
赤ちゃんのお座りまでの成長の過程:生後5ヶ月・6ヶ月
ちょっとずつ寝返りができるようになり目が離せなくなってくる、生後5ヶ月~6ヶ月頃。
寝返りをすると、お腹まわりや腰まわりの筋肉がついてきて、強くなってきます。
自分自身で寝返りをするようになると、赤ちゃんの視野が横向き(左右)に広がり、赤ちゃん自身が動くことを楽しんでくれるようになるのです。
次に、うつぶせの状態から上半身を起こせるようになると、赤ちゃんの視野が縦向き(上下)にも広がり「もっと見てみたい」という好奇心から、頭を持ち上げて首を動かします。
成長の早い子だと、自分の手を使って少しの時間、お座りの姿勢をキープできます。
ですが、まだ背中が丸い状態だったり、姿勢が不安定で倒れ込んでしまう可能性が高い月齢ですので、ゆっくり挑戦してみてください。
中には、うつぶせ寝を嫌がる赤ちゃもいますので、様子を見て、赤ちゃんの気持ちを大切にしながら成長を見守っていってくださいね。
筆者
赤ちゃんのお座りまでの成長過程:生後7ヶ月以降
生後7ヶ月になると骨盤でバランスをとるのが上手くなり、両手を使って支えなくても少しの間ならお座りができます。
腰の骨が安定するのは早い子で生後8ヶ月、ゆっくりな子で生後10ヶ月と言われています。
ですので、赤ちゃんが振り向いたときに倒れる危険性はまだあります。
生後10ヶ月頃になると、お座りが完成すると言われています。
なので、生後10ヶ月頃まではお座りができていなくても心配しなくても大丈夫です。
もし、生後10ヶ月を過ぎてもお座りができない場合は、下で「手足の動きを確かめる方法」をご紹介しますので試してみてください。
不安におもったら、自分の中にためずに保健師さんや小児科の先生に相談してみてくださいね!
筆者
お座りがはやいと赤ちゃんの身体に負担がかかる?
とても成長が早い赤ちゃんだと首が据わった生後3ヶ月くらいから「お座り」に挑戦しようとします。
しかし、あまり早いとママも心配になりますね。
そうなのよ。
骨や筋肉に異常が出るんじゃないかって不安で、できれば他の子と同じくらいのスピードで成長してほしいの。
友人
わかります。
我が家の上の子も、生後7ヶ月でつかまり立ちこえて歩き始めたときに毎日骨の形がおかしきなるんじゃないかと心配していました。
筆者
ですが、お座りに挑戦している赤ちゃん自身が嫌がっている様子がなかったり、楽しそうに挑戦していれば身体への負担はありません。
赤ちゃん自身が、興味があることなのでママたちがサポートができる範囲で挑戦させてあげてください。
赤ちゃんがお座りを始める兆候は?
日々、色々な吸収をしてどんどん成長している赤ちゃん。
お座りができるようになるには、骨の発達以外にどんな成長があるのでしょうか。
意外かもしれませんが
- 目でママを追いかける(追視)
- 手を自由に動かす
この2点は非常に重要なポイントなのです。
赤ちゃんがお座りを始める兆候:目で動くものを追いかける(追視)
この追視というのは、お座りに挑戦するしようとする準備なのです。
目で追う行為は、赤ちゃんの「もっと見たい」という気持ちの表れです。
ママを目で追いかけるのは「ママのことをもっとみたい」からなんですね。
この「もっと見たい」と言う気持ちが有るか無いかで、お座り開始の時期・完了の時期は大きく変わってきます。
いろんなものを見たい赤ちゃんは、うつぶせ状態になった時に頭を上げるようになります。
それが、お座りの準備になるのです。
赤ちゃんがお座りを始める前兆:手を自由に動かす
手を自由に動かせることは、お座りの前段階と言われます。
- あおむけで横になっている時も、手を上げて遊んでいる
- 自分の手で、足を掴んで口元に持ってくる
- おもちゃを持って振る・口に持ってくる
この行為が見られたら、そろそろお座りに挑戦する合図です。
成長には赤ちゃんの意志が一番重要なんですね!
筆者
赤ちゃんのお座りには練習が必要?
あまりお座りが進まない時には、練習が必要なのでしょうか?
生後10ヶ月までであれば、問題はないので焦って練習をさせる必要はありません。
筆者
「赤ちゃん自身が一人でお座りできるように練習をする」というよりは、「赤ちゃん自身がお座りに興味をもつようにする」ことの方が大切です。
なぜかと言うと、先程から何度も言っているように、赤ちゃんの発達には赤ちゃんの意志・個性が絡んできます。
興味がないものを練習することにはデメリットがいくつかあるのです。
- 嫌な事をさせられていると感じて、ストレスになってしまう
- 倒れる事を「怖い」と感じてストレスになってしまう
- 興味がない状態で練習をすると身体に負担がかかってしまう
精神的にも身体的にも、赤ちゃんへの負担が出てきてしまうのです。
では、どのように興味を持ってもらえばいいのかを紹介します!
筆者
1番忘れないでもらいたいのは「楽しむ」ということです。
- 不快感をとりのぞく
- 遊びの中に取り入れる
- 環境を整える
楽しむことを前提に、この3つを意識してみてください。
お座りに興味を持ってもらう方法①:不快感をとりのぞく
普段、横になって眠っている赤ちゃんが、お座りに挑戦できるようになると、するときに気を付けて頂きたいのはオムツです。
オムツが濡れた状態で、お座りをさせられると、濡れている部分が押し付けられているような状態になるのでとても不快です。
まずは、オムツが濡れていたらオムツを替えてあげてくださいね!
お座りに興味を持ってもらう方法②:遊びの中に取り入れる
赤ちゃんを膝の上に座らせて、ママが見ている景色をみせてあげることはもちろんですが、遊びの中にお座りを取り入れてあげると、もっと興味を持ってもらえます。
絵本を読んであげたり、手遊びをしてあげたりすると赤ちゃんは「この姿勢、楽しいな!」と思ってくれます。
私は膝の上に子どもを座らせて、一緒にテレビを観ることもあります。
両手をもってポッキーダンス(三代目Ver.)をさせてあげると声を出して笑ってくれます。
筆者
もっと赤ちゃんらしい音楽でやってあげてよ。
ひつじー
、、、ママの個性全開でいいですよね!
筆者
お座りに興味を持ってもらう方法③:環境を整える
お座りが完了していない赤ちゃんは、どうしても前後左右に倒れ込んでしまいます。
倒れ込んだ先に、物が置いてあったりしてぶつかって痛い思いをすると、赤ちゃんにとって「倒れ込むことが恐怖」になってしまいます。
そんなことにならないように、
- 危険なものは赤ちゃんの周りから取り除く
- ぶつけても痛くないようにクッションなどで保護する
などの工夫をしましょう。
はじめの頃は、授乳クッションなどでカバーしてあげるのもおすすめです。
クッションやぬいぐるみなどに倒れ込んだときには、赤ちゃんの鼻が塞がらないように気を付けてあげてください!
筆者
手足の動きを確かめる方法
- そろそろ、お座りの練習しても大丈夫?
- まだお座りできなくて心配。
そんなママに試してもらいたいものが手足の動きを確かめる方法です!
①バランスボールの上に、うつ伏せ状態でのせます。
両手でしっかりとボールを掴もうとしていたら、手が使えるサイン。
②そのまま、ゆっくりボールを動かしていきます。
足が床につきそうな時に、自分の足で床を支えようとしたら、足が使えるサイン。
この時も、しっかり支えてあげてください!
このサインがあれば、お座りが遅くても大丈夫です。
あと、このバランスボールを使った方法は、体幹を鍛え、バランスをとる練習にもなりますので、遊びに取り入れてあげるといいですね!
アンチバーストジムボール45cm《カラーピンク》BodyActon(ボディアクション)
お座りの補助をしてくれるおすすめベビーチェア
赤ちゃんを補助してくれる椅子がどんどん進化をしています。
はじめてのお座りをサポートしてくれる製品がどんどん出てくる中で、人気が高いベビーチェアを2つご紹介します。
おすすめベビーチェア:バンボ
赤ちゃんの体に沿って椅子がフィットしてくれるので、お座りをサポートしてくれます。
腰がすわる前の赤ちゃんも安心して、お座りができます。
素材が柔らかすぎず、硬すぎもしないので、座っていても痛くありません。
赤ちゃんだけでなく、ママのことも考えられた設計なので、汚れもふき取るだけで簡単に取れます。
我が家の子は、太ももがムチムチ過ぎて入らず諦めましたが、友達の子どもは、ウソみたいに姿勢がきれいにお座りしていました。
筆者
おすすめベビーチェア:カリブ
コストバフォーマンスが優れているカリブです。
素材や適応年齢などはバンボと同じですが、バンボよりも足回りがゆったりしています。
ふとももがムチムチな赤ちゃんにおすすめです。
赤ちゃんのすわり心地が良くても、始めのうちのお座りは短時間にしましょう!
筆者
まとめ
あっという間に成長していく赤ちゃんだからこそ、1つ1つ着実に発達していって欲しいですよね。
その為には、赤ちゃんへの適度な刺激が大切です。
ふだん、横になっていたり、抱っこされている状態では見ることのできない世界を見せてあげる事。
興味をもってもらうことで、赤ちゃんもママも楽しく成長していけます。
成長には個人差がありますので、はやすぎても嫌がっていなければ大丈夫です。
遅くても、心配しすぎずにゆっくりお世話を楽しんで下さいね!