パパの赤ちゃん抱き方講座!コツや注意点について解説してみた

イクメンという言葉も浸透し、育児に参加するパパも増えてきましたよね。
会社の中の育休取得第一号を目指すパパもいると聞いています。
でも中には、
- 「赤ちゃんが大好きだからもっと赤ちゃんを抱っこしたいんだけど、
ママと交代すると赤ちゃんが泣き出しちゃうんだよな・・・」 - 「赤ちゃんは小さくて抱っこするのが怖いんだよな・・・」
そんなお悩みをお持ちのパパも多いのではないでしょうか?
そんなお悩みを解決するため、今日はパパの赤ちゃん抱き方講座と称し、パパが自信を持って安全に赤ちゃんを抱っこするためのコツと注意点を解説します!
Contents
赤ちゃんはパパとママを区別している?
ママが抱っこしていたときはご機嫌だった赤ちゃんをパパが抱っこすると泣いてしまう、ということがありますが、赤ちゃんはパパとママを区別しているのでしょうか。
アラサーの私の周りには、家に赤ちゃんがいる友人が増えてきました。
ある友人は、最近子どもが生まれ、日中は育児休暇中のママがひとりで赤ちゃんのお世話をしているので早めに帰宅するようにしているのだそうです。
ですが、いざぐずった赤ちゃんを抱っこしようとすると、赤ちゃんがもっと泣いてしまって、どうしようもなくなり結局ママお願い!となることも少なくないんだとか。
うちの夫はそれがトラウマになってしまって、赤ちゃんの抱っこは無理!から始まり、赤ちゃんのお世話全般に苦手意識があるみたい・・・
友人
それは大変!
赤ちゃんの反応は、赤ちゃんがきちんと成長している証なので落ち込む必要はないんですよ!
筆者
そう、パパが抱っこをすることによって赤ちゃんが泣いてしまったからと言って、落ち込む心配はありません。
パパが抱っこすると泣いてしまうというのは、赤ちゃんがママとパパの区別がついているから起きることなのです。
赤ちゃんがパパとママを区別するメカニズム
実は、赤ちゃんは生まれたばかりの頃はあまりよく目が見えていません。
3ヶ月くらいからだんだん近くのものを目で追えるようになりますが、それまではお腹の中にいるときから聞いていたママの声や、いつもそばにいるママの匂いや母乳の匂いでママをママだと判断するのです。
そのため、ママではないほかの人に抱きかかえられると「安心できる大好きなママじゃない!」「ママはどこ?!」と赤ちゃんが泣き出すことがあります。
赤ちゃんに泣かれてしまうと落ち込むパパも多いと思いますが、「赤ちゃんにはママとそうではない人の区別がついているんだな、すごいな!」と成長を喜んであげてくださいね。
最初のうちは寂しさも感じるかもしれませんが、赤ちゃんは段々目も見えるようになり、人の顔を認識できるようになってきますから、パパも積極的に赤ちゃんとコミュニケーションをとることで赤ちゃんにとって安全な存在だと認識してもらえるようになりますよ。
ここで少し、喫煙者の方に注意して頂きたいお話。
赤ちゃんは匂いに敏感なので、タバコの匂いを感じると不快と感じ泣いてしまうことがあります。
また、最近では「三次喫煙」という、タバコの残り香(服などに残留する化学物質)が体に悪影響を及ぼすという研究もあるのです。
そのため、赤ちゃんの健康のために換気扇の前であっても家の中での喫煙を控え、赤ちゃんと接する前にはお風呂に入ることをおすすめします。
パパが赤ちゃん抱き方マスターだと良いことだらけ!
赤ちゃんがパパを安心な存在と認識できるようになったら、正しい方法でパパも積極的に赤ちゃんを抱っこしてあげてくださいね。
パパが赤ちゃんの抱き方をマスターしていると、たくさんのメリットがあるんですよ。
いくつか紹介していきます。
赤ちゃんの心が満たされる
抱っこを通したコミュニケーションは赤ちゃんにとってとても大切なもの。
「抱き癖がつくからあまり抱っこしすぎるのは良くない」と言われた時代もありますが、現代の育児ではそんなことはありません。
たくさん抱きしめられた子どもは精神的にも安定するというデータもあるんですよ。
ママだけでなくパパも抱っこができれば、赤ちゃんの心は2倍満たされます!
ママのストレス軽減
育児休暇中のママは、確かに仕事は休んでいますが、その代わりに朝から晩まで赤ちゃんの都合で動いており、満足な休憩時間もありません。
しかも、ママは赤ちゃんがいると簡単な家事もなかなか思うように進まなくてイライラ・・・なんてことも。
パパが赤ちゃんの抱き方をマスターしていれば、パパが赤ちゃんのお世話をしている間にママが家事をパパッと済ませることもできるので、ママのストレス軽減に繋がります。
ママがひとりでお出掛けができる
赤ちゃんとの接し方に不安があるパパは、ママがひとりでお出掛けするのをなかなか許してくれないと聞きます。
でも、パパが赤ちゃんの抱き方をマスターしていれば、ママがひとりでお買い物や美容院に行ったり、ひとりの時間を確保してもらうのも快く送り出せるはず。
ママにとって、自分のことだけに集中できるひとりの時間や、ホットコーヒーが冷めないうちに飲める、ただそれだけのことが本当に嬉しいのです。
パパが赤ちゃんの抱き方をマスターして、ママにもリフレッシュの時間を作ってあげてくださいね。
夫婦関係が良好になる
パパとママがふたりで一緒に子育てをしているという空気は、夫婦の絆を深めます。
ふたりの赤ちゃんをふたりで育てひとつの家族を築いていくことで、パパはママをもっと思いやれるようになり、そんなパパを見てママも安心したり、感謝できるものですよ。
その第一歩がパパが赤ちゃんの抱き方をマスターすることなのです。
パパの赤ちゃん抱き方講座①:基本の抱き方
では、具体的な赤ちゃんの安全な抱き方を解説していきます。
一般的にはママよりもパパの方が体が大きくがっしりしていますから、慣れてしまえばママよりも安定感のある抱っこができると思いますよ。
①基本の抱き方-1:横抱き
- 片方の手を頭と首の下に、もう一方の手を股の間からお尻の下に置く
注意:首が座る前の赤ちゃんは頭がガクッとしないよう、しっかり支えてください! - 赤ちゃんを体に引き寄せる
- お尻の下に置いた手を背中側にずらし、安定する位置に置く
- 頭と首の下に入れた手を少しずつずらし、頭を肘で支えられる場所に持っていく
注意:首が座る前の赤ちゃんは頭がガクッとならないよう、頭の下が浮かないようにしてください!
①基本の抱き方-2:縦抱き
- 片方の手を頭と首の下に、もう一方の手を股の間からお尻の下に置く
注意:首が座る前の赤ちゃんは頭がガクッとしないよう、しっかり支えてください! - 赤ちゃんを体に引き寄せる
- 自分の肩に赤ちゃんの体重を乗せるようなイメージで抱き上げる
- お尻を支えながら収まりの良い位置まで赤ちゃんを降ろす
注意:首が座る前の赤ちゃんは頭がガクッとしないよう、しっかり支えてください! - 赤ちゃんの足を開脚させる
パパの赤ちゃん抱き方講座②:コツ
基本の抱き方は上記のとおりですが、コツを押さえるとより安全で安心して赤ちゃんを抱っこできますので、ぜひ取り入れてみてください。
②コツー1:リラックスする
パパが緊張すると、赤ちゃんにも緊張が伝わってしまいます。
緊張した人に抱っこされても赤ちゃんは安心して体を委ねられませんよね(汗)
パパが赤ちゃんを抱っこするコツの1つ目は、パパがリラックスすることです。
あなたはもう、正しい抱っこの仕方を知っていますから、緊張しなくても大丈夫!
さらに、抱き上げる前に赤ちゃんに「抱っこしますよ~」と声をかけてあげると良いでしょう。
②コツ‐2:腕だけで頑張らない
抱っこを腕だけでしようとすると体への負担も大きくなり、最悪の場合腕を痛めてしまうこともあります。
私のママ友は腱鞘炎が悪化してしまい、手術一歩手前だそうです・・・
筆者
手のひらは腕と、腕は肩と、肩は背中と繋がっています。
パパが赤ちゃんを抱っこするコツの2つ目は、腕だけを動かそうとするのではなく、体全体を使うことです。
抱っこが楽になる道具もありますので、上手に使てみてくださいね。
横抱きを補助するのにはスリングが便利。
パパとママ兼用で使えるデザインのものもあるので、探してみるのも楽しいかもしれません♪
縦抱きには抱っこひもを活用しましょう!
新生児から使用できるものもあるんですよ。
エルゴ アダプト EBC3P パールグレー (日本正規品保証付)(1コ入)
パパの赤ちゃん抱き方講座③:注意点
赤ちゃんを相手にするのでいくら注意をしてもしすぎることはありません。
パパが赤ちゃんを抱っこする際の注意点をきちんと押さえておくことで、赤ちゃんとパパの間の信頼関係がもっと深まりますよ。
③注意点-1:赤ちゃんを体から離さない
パパの体から離れた部分が多いと、赤ちゃんは安定せず不安になり、体がこわばってしまいます。
体が不安定な状態では赤ちゃんにとって居心地も悪く、嫌だと泣いて主張することもあるでしょう。
赤ちゃんの体とパパの体は常に密着させて、赤ちゃんがリラックスできるようにしてあげてくださいね。
③注意点-2:赤ちゃんを片手で抱っこしない
パパはママに比べて力もありますが、力があることを過信して赤ちゃんを片手で抱っこすることは絶対にしないでください。
赤ちゃんは大人しく抱っこされているように思えても急に体を大きく反らしたりひねったりすることもあります。
赤ちゃんを片手で抱っこしていた場合、赤ちゃんを落としてしまうこともあるのです。
事故を防ぐためにも赤ちゃんを片手で抱っこしないを徹底してください。
片手にスマホを持ってゲームをしながら・・・なんて、もっての外ですよ!
まとめ
赤ちゃんはパパとママを区別しているので、視覚がはっきりしないうちはパパが抱っこをすると泣いてしまうこともあります。
しかし、パパが赤ちゃんと積極的にコミュニケーションを取ることで、人の顔を認識できるようになってからはパパが抱っこをしても泣いてしまうことは減らすことができると思いますよ。
横抱き、縦抱きの安全なやり方がありますのでよく予習して実践しましょう!
その際のコツは
- リラックスする
- 腕だけで頑張らない
という2点で、注意点は
- 赤ちゃんを体から離さない
- 赤ちゃんを片手で抱っこしない
でした。
ぜひ実践して、パパも赤ちゃんの抱き方をマスターし、赤ちゃんとの時間を楽しんでくださいね!